泣いても笑っても日日是好日

人生は一期一会の連続。平凡な毎日でも、泣いても笑っても…

子どもの昔にタイムスリップ!!(前編) 西大寺の思い出を辿って


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2月の中旬に岡山にいってきました。

昨年12月に叔父が亡くなったので、そのお参りです。

 

 

生まれて初めて行った両親抜きの兄妹3人だけの旅。

 

思い出に残る旅となりました。

 

といっても、一泊二日なんですけどね。

 

 

一日目はフリーで、まず母の実家のあった西大寺にいってきました。

西大寺については、以前わたしの家族と一緒に行ったときの話を、ブログに書きました。

 

gracedusoleil252525.hatenablog.com

 

その時がもう何十年ぶりかの訪問で、これがもう最後になるかもしれないと思っていたので、2年後に、また同じところを訪れるなんて夢にも思いませんでした。

再訪出来て、本当にうれしかった!!

 

そして、今度は兄たちと一緒に行ったので、さすがに私の知らないことまでよく覚えているなぁという、場所やエピソードをいっぱい教えてもらいました。

 

私は、福岡から特急「はと」に乗って、岡山に行ったことくらいしか覚えていなかったけど、交通費を倹約するために、急行「玄海」や急行「つくし」に乗って行った話も聞きました。

 

急行「玄海」や急行「つくし」とか、知っていますか?

急行では、博多から岡山まで7時間くらいかかったんですって。

気の遠くなるような話ですね。

因みに特急だと5時間くらい。

超特急新幹線のありがたみが身に沁みます。(笑)

 

 

 

西大寺に母が里帰りした時は、お盆の西大寺観音院の水祭りが終わってから、福岡へ帰りました。

水祭りでは、灯篭を川に流したことを覚えています。

今から思えば、盂蘭盆会の行事だったのですね。

 

 

今回は、西大寺名物「笹の葉せんべい」も買って帰りました。



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幼いころ食べた懐かしの味。

夫や娘たちにも食べさせたいと思い、買って帰りました。

 

 

岡山駅に戻ってからは、お夕飯を兼ねて飲みに行きました。

 

今だから話せるお互いの話、両親のこと、お互いの子どものこと。

話は尽きません。

 

そういえば、昨年は法要が多かったけど、一転今年は華燭の典が2つばかりあるかもしれません。

…いえいえ、残念ながら我が家の子どもたちではありません。(笑)

 

 

 

 

 

では、今回は改めて、結婚後2度目の訪問となった西大寺観音院を紹介したいと思います。

 

「昔ここらへんで遊んだね。」と、いうところばかり重点的に見ていたので、偏りや見落としがいっぱいあります。(苦笑)

 

この記事を書くにあたり、改めて観音院の地図を見ると…。

広くて、写真を撮っていないところでも、見どころがいっぱいあるのですね。

 

そういう訳で、一部しか紹介できませんが、どうぞ、ご了承くださいませ。

 

因みに、西大寺観音院は奈良の西大寺とは関係ないようです。

正式名称は、金陵山西大寺、御本尊は千手観音、真言宗のお寺です。

 

寺伝によると、創建は宝亀8(777)年。

天平勝宝3(751)年に藤原皆足姫(ふじわらのみなたるひめ)がこの近くに千手観音像を安置したことに始まります。

 

奈良の長谷寺で修行していた安隆上人(あんりゅうしょうにん)というお坊さんが、夢にこの観音堂を修復するようにお告げを受け、船で瀬戸内海を通っていました。

 

そこへ竜神が現れ、犀(さい)の角を上人にに授け、観音様の聖地にお堂を移すように言ったそうです。

 

そして、犀の角を埋め鎮めたところに立てた寺が犀戴寺と名付けたそうです。

西大寺となったのは、後鳥羽上皇の祈願文を貰った時からだそうです。

 

西大寺の建物は火災に遭ったりして、今残る建造物はほとんど江戸時代のものです。

 

 

さて、西大寺観音院の西側の仁王門に通じる道は、参道となっています。

 

しかし、私の子どもの頃に比べて、シャッターが締まっていたりして、かなり寂しくなっていました。

母方の実家も、この通りにあったのですよ。

 

 

 

仁王門

上述のように、西大寺観音院の西にあります。

 

あれあれ…記念撮影の写真しかない!!

門の全体像の写真がなくてショック!!

 

 

この門をくぐって、境内に入ります。

 

 

本堂 正面(南側から見たところ。正面は、南側を向いている)

階段を上がったところに、お守り授与所と、御本尊の千手観音の像があります。

本堂は、総欅(けやき)造りだそうです。

 

 

本堂を西側から見たところ。

紅白の幔幕の上にお酒の樽でしょうか。

奇しくも、この日は、日本三大奇祭と言われる会陽(えよう)…裸祭りの前日でした。

その準備なのですね。

 

では、本堂の北側から反時計回りに建築物を見てみましょう。

 

 

 

正面真ん中が鐘楼門  その奥に客殿(西大寺観音院の北側)

何度も、小さい頃遊びに来ていたはずなのに、今まで全く気付かなかった…。

 

ですので、軽く写真を撮っただけでいたが、なんと、鐘楼門は、国の重要文化財だそうです!!

 

 

 

鳩に餌をやるために家のお米をいっぱい持ち出して、叱られたこと。

ここで、自転車に乗る練習をしたこと。

縄跳びで遊んだこと。

 

遊んだことだけは、覚えています。(笑)

 

 

高祖堂(西大寺観音院の西側)

 

木造の弘法大師像を祀っています。

 

 

 

六角堂

 

この中に回転式書架があり、この書架を回転させるだけで大般若経600巻を唱えたのと同じご利益があるとのこと。

 

しまったなぁ。

何もしなかったなぁ。(笑)

 

 

三重塔

搭内に胎蔵界大日如来を安置しているそうです。

 

石門

暗く映っていますが、小さい頃は、もっと鮮やかな色で、竜宮城に続く門だと本気で思っていました。

 

ところが…この考えは、調べるとあながち間違いでもなさそうなことを発見!!

この石門は、別名龍鐘楼と称する門で竜宮造りという様式だとのことです。

 

 

普陀南海観音

中国の普陀山音協会との交流10周年を記念して、贈られた観音像で、平成15年に開眼法要が行われたとのこと。

 

まだ、新しいのですね。

 

中国の普陀山(浙江省)は、中国仏教の聖地で、この10倍の33メートルある南海観音像があるそうです。

 

 

 

 

 

ところで、西大寺観音院には、よ~く見たら、パワースポットもいっぱいあるみたいです。

活力の楠、合格祈願の文殊様、招福の鐘などなど。

 

 

パワースポットの場所については、前もって調べていなかったのでほとんどスルーしてしまいました。

 

 

 

 

 

さて、南海観音像の方の道を進むと、吉井川が流れています。

写真では分かりづらいですが、もう河口付近なので、かなり大きな川となっています。

 

ここでしばらくぼ~っとして、西大寺駅まで歩いていき、そこから電車で岡山駅まで行きました。

 

 

西大寺駅

 

 

ところで、西大寺には、岡山学芸館高校と言う高校があるのですね。

 

昨年の全国サッカー選手権で、優勝したそうです。

 

で、ここの高校生の帰りと時間がかぶってしまい、押すな押すなの満員電車。

 

でも、西大寺に、若いパワーあふれる若者が通っていることを考えると、これから活気づくのではないかと思い、少し安心しました。

 

最後に、西大寺観音院の地図を載せますね。

 

アクセスは、

公共機関

車は駐車場があります。

 

 

 

 

 

次回は翌日の父方のお墓まいりと、短い時間ながらも、参拝した吉備津彦神社についてお話ししますね。

 

 

 

今日も…日日是好日

 

 

 

 

p.s.

 

明日、娘の卒業式があります。

それで、娘の晴れ姿を見に行こうと思っています。

 

ということで、コメントのお返しは、遅れ気味になると思いますが、気長にお待ちいただければ嬉しいです!!