皆さんは、お客さんがやってくると言ったら、家の中をバタバタと片付ける方ですか?
それとも、いつも綺麗だから、片付ける必要がない…?
散らかっていても、気にしない気にしない…派ですか?
私は、ある程度片付けたら、少しぐらい散らかっても気にしない気にしない…派です。
昔は、家の中にお客さんを入れなくても、縁側があるので、近所のお客さんが縁側に座ってお茶を飲みながら談笑する。
そんな家が、多かったですよね。
もう、随分昔の話です。
それがいつの間にやら、そういう家屋も少なくなり、家には鍵を掛けなくては防犯上危ない。
近所の人の顔も知らない…
隣に住む人何者ぞ。
な~んて、世の中になりましたね。
仕方がないけど、情緒も、年が経つにつれて失われてきたと思います。
ところで、私は、お客さんが大好きです。
お客さんと一緒になって談笑する、賑やかな雰囲気が好きだからです。
で、大きくなったら、お客さんがいきなり来ても「どうぞどうぞ」と言う家にしたい、と思っていました。
で…
とある社宅に住んでいた時です。
娘たちが幼稚園の頃です。
その社宅には、同じ幼稚園生がいる家族が数家族ありました。
で、さっそく来るもの拒まずという状態にしたら…
社宅の子どもが集まってきて、家が保育所みたいになりました。
しかも、社宅だから
「お夕飯ができたよ~。」
とお母さんが呼びに来るまで、我が家で遊んでいる。
時には、お母さん方も遊びにいらっしゃる。
「いつでもおいで~」
なんて、威勢のいいことを言っていましたが、さすがに毎日は…という事で、日を置かずしてギブアップしてしまいました。
幸い近くに幼稚園があったので、 晴れの日には、幼稚園で遊んでおいで、と子ども達を家から出すようにしました。
そういえば…
その社宅では、年に2回、女性だけの飲み会というものがあったのですよね~。
旦那さんと子どもがお留守番で、女性だけで街に飲みに行くのです。
20世帯くらい参加するから、顔を知らない方ともこの時親交を深めたりしました。
色々な社宅があったけど、女性だけの飲み会があったのは、この社宅だけだったなぁ。
話がそれてしまいました。
福岡に戻ってからは、両親と同居していたし、子どもも中学生になり、部活動で忙しくなったりして、お客さんとは縁がなくなりました。
まぁ、私もアルバイトをしたりして、それなりに気ぜわしかったし。
で、今は…
両親も家にいないし、昼間は家に自分一人なので、今度は自分の友達を、誰にもはばかる事なく招く事ができるようになりました。
なりはしたけれど…
町で友達と会って、
「ゆっくりお茶でも飲みたいね。」
と話しても、言ってみるだけ。
たまに実現に至っても、そこらのファミレスに食べに行くとか、てっとり早い方に流れていきます。
だって、外の方が上げ膳据え膳だし。
面倒くさくないし。
という事で、「お客さん、大歓迎 ! 来るもの拒まず。」と言う家にしたかったけれど…
確かに「来るもの拒まず。」ではあるけれど、自分から敢えて、「うちに来ない?」
とは、言いませんね。
本日の記事を書いていると、タイムリーにも、可愛がっている甥っ子から…
「福岡に出張なんだけど、明後日、泊まっていいかなぁ?
お夕飯には、お姉ちゃん(甥が生まれた時、私はまだ20代でした。)の水炊きが食べたい んだけれど…。」
もちろんですとも。
否と言うはずがございません。
家族みんなで、あなたが来るのを楽しみに待ってますよ。
ビールも用意して !!
今日も…日日是好日。時々口実。
p.s.1
紫君子蘭。気高い雰囲気の名前です。今、あちこちで咲いています。
p.s.2
今日、球磨川が氾濫したとのこと。
球磨川流域と言わず、この大雨で、あちこちで被害や犠牲者が出ています。
被害に遭われた方のお見舞いを申し上げますと共に、皆様の安全を心よりお祈り致します。