泣いても笑っても日日是好日

人生は一期一会の連続。平凡な毎日でも、泣いても笑っても…

桜の国日本…名所でなくても花見がなくても桜は桜!!

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皆さんの住んでいる所は、桜はどの位咲いていらっしゃいますか。

 

私の住んでいる所は、残念ながら先日来の強い雨で、満開になったかと思うとあっという間に散り始めています。

もう完全に葉桜のところも…。

 

今年は、新型肺炎の関係で外出自粛もあり、又今言ったような天候の関係もあり、桜をゆっくり愛でたとは程遠い過ごし方となったのですが…。

 

それでも、おつかいに行ったり、病院に行ったりちょっと外出するだけでも、桜があらゆる所に咲いている事に気づかされます。

桜の名所と言われる所でなくても小さな児童公園、学校の校庭、池のほとり、個人の家の庭、墓地など、多くの場所でさりげなく桜の木が目につきます。

 

まさに、桜の国日本。

 

因みに桜の国と書いたけど、奈良時代までは、花を愛でると言えば梅の花が主だったそうです。

例えば、万葉集では梅の花を読んだ歌は110首あり、桜の花を読んだ歌より2倍以上多いそうですよ。

確かに、梅も上品で魅力ありますよね。

 

じゃあ、桜はと言うと…。

 

本格的に愛でだしたのは、平安時代遣唐使が廃止されてからだそうです。

 

白紙にも戻そう遣唐使

 

と言って覚えた方も多いのでは?

そう、はくしだから894年廃止。

 

それから国風文化が栄えた事を考えれば、やっぱり桜は日本人の美意識にとてもマッチしていたんでしょうね。

 

それから、約1000年以上の時を経て…。

 

今に至っているんですね。

凄く歴史を感じます。

 

ところで、もう一つ桜について紹介したいお話があります。

 

これは、福岡市の「桧原桜」といわれる桜についてのお話です。

 

今から30年以上も昔の話ですが、福岡市の桧原という場所に桜並木がありました。

その桜並木を、道路拡張工事のために伐採する事になったのですが、つぼみの付いた桜が1本伐られたのを見た住民が、残りの桜の木の一つに色紙を吊るしたそうです。

 

その色紙には、当時の進藤一馬福岡市長宛に

 

花あはれ せめてはあと二旬 ついの開花を 許したまえ

 

と書かれていたそうです。

2旬というのは20日間で、それまで伐採を待って欲しい、という事ですね。

 

この歌がきっかけとなり桜は残され、今は「桧原桜公園」として整備されています。

 

なんとも風流な話ですね。

 

私は、ここを父の介護施設に行く時に車で通りすぎるのですが、今年も綺麗な花を咲かせていました。

尤も、通り過ぎるだけでちらっとしか見ていませんが(苦笑)

 

という事で…

 

今日は、桜について語ってみました。

 

 

名所でなくても花見がなくても桜は桜!!

 

きっと、皆さんの身近でも桜の花を感じる事が出来るのではないでしょうか?

 

 

 今日も…日日是好日

 

p.s.

桜とは関係ないのですが、花冷えというのでしょうか。寒そうに鳩が体を膨らましているのが可愛いのでアップします。

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