泣いても笑っても日日是好日

人生は一期一会の連続。平凡な毎日でも、泣いても笑っても…

遅ればせながら…季節外れの3社参り

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竈門神社の展望台から、太宰府の町方面を見たところ。

見えている山は、巫女さんにお聞きしたけど、何という山か分かりませんでした。


 

オリンピック開会式前後は、暦の上では4連休でしたね。

我が家は、家族の休みがバラバラだったのですが、4連休の初日…海の日は家族が3人そろったので、お正月ではないけれど3社参りに行くことにしました。

 

我が家の3社参り…太宰府の竈門神社、天開稲荷社、太宰府天満宮の3社です。

実は、この3社が我が家の定番となったのは、ここ3年くらいです。

 

3年前は、次女が大学受験の時のお正月。

次女は勉強。

夫は、風邪気味という事で、長女と2人で、初詣に行くことにしました。

 

その日は、ちょっと雨模様。

 

太宰府天満宮にお参りをして、裏の方をぶらぶらしていると、

「竈門神社へのお参りの無料シャトルバスはこちらから。」

という看板が見えました。

「ふ~ん、シャトルバスね~。行ってみる?」

そこは、夫がいない気楽さで(女2人旅は何かと気楽です…笑)、さっそくシャトルバスに乗ることにしました。

 

冬だし、夕方も遅い時間だし、霧雨も降っている薄暗い中竈門神社に行くと…

 

神社の本殿が薄暗い中に霧が立ち込めてすごく神秘的な雰囲気を醸し出していました。

なんか、とても荘厳な雰囲気に打たれて、娘と来年からは夫と次女も連れて又来ようね、という事で、神社を後にしました。

 

シャトルバスの降り口は、天開稲荷社のすぐそば。

その時はついでの気持ちで、天開稲荷社にもお参りをしました。

この神社を後で調べると、霊験あらたかで、強力なパワースポットだとのこと。

 

次の年から大宰府にお参りする時は、このコース…太宰府天満宮…天開稲荷社…竈門神社が我が家の定番となりました。

 

ところで、気になるご神徳はというと…

 

竈門神社は縁結びの神社。

太宰府天満宮は学業上達の神社。

天開稲荷社は開運の神社。

 

頭が冴えて、良き縁で繋がれて、ガンガン運が開かれていく!!

最強じゃないですか…(笑)

 

 

さて、今年ですが、コロナのため太宰府には行くことが出来ず。

で、この海の日に、突然お参りに行こうという事になったのですが…。

前もって計画していたわけでないから、朝はダラっとしていて、昼から出発。

グーグル先生では、我が家から1時間弱で竈門神社に着くと書いていたのに、結局渋滞渋滞で2時間をはるかに超えました。

連休初日だったからでしょうか。

 

幸いにして、竈門神社はほどほどの人出。

鬼滅の刃」の関係で一時期大変込み合っていたので、ちょっと心配していたのです。

あ~。よかった。

破魔矢とかはなかったけど、しっかり縁結びのお守りを買ってきました。

(だからといって、今さら恋愛でなくでもいいのだ!!)

ここまで来るのに大変時間がかかり、出発時間も遅かったので、竈門神社だけで帰るつもりでしたが、

「せっかくやけん、やっぱり3社参りをしようよ。頑張って、ここまで来たっちゃけん。」

と家族からの要望もあり、結局太宰府天満宮と天開稲荷社にもお参りをしました。

 

 

 

 

話が変わりますが…。

 

皆さんは、百人一首のこの歌をご存じでしょうか。

 

天の原  ふりさけ見れば  春日なる

三笠の山に出でし月かも    阿倍仲麻呂

 

 意味

 

大空を遠く仰いでみれば(振り返ってみれば)春日にある

三笠山にのぼっていた、同じ月なのだなぁ。

 

いつ読まれたのかよく分かっていないのですが、奈良時代阿倍仲麻呂(698~770)が、唐への留学生として奈良を出ていくときのことを詠んだ歌と言われています。

 

唐へ行く人は、出発前に春日大社で旅の無事を祈ったそうです。

そして、三笠山はその春日大社の後方にある山です。

 

遣唐使は、今でいう大阪の住吉から出発し、瀬戸内海を通って博多に行って、そこから唐の国へと船出したそうです。

 

 

 阿倍仲麻呂は唐に渡った後、帰国船が遭難したりして、とうとう日本に帰ることが出来ず、唐の国で一生を終えました。

そして、あの絶世の美女である楊貴妃を寵愛したことで知られる、玄宗皇帝に仕えました。

 

で、この歌の背景ですが、

この歌は、福岡の春日と三笠山を詠んだという説があるのです。

 

実は福岡にも春日と三笠山があるのですよ。

 

因みに、福岡市の鴻臚館跡(当時の迎賓館跡)から春日市役所まで南に約10キロ、さらに南の三笠山宝満山の別名です)まで、約10キロでしょうか。

宝満山の麓には遠の朝廷(とおのみかど)と呼ばれた太宰府(当時の表記は大宰府)があります。

竈門神社も、奈良時代の創建と言われていて、その上宮は宝満山の山頂にあります。

さらに春日市も、春日神社があり、社記によると、奈良時代の創建だそうです。

 

もし…もしですよ…

博多から、出向した時ににこの歌を詠んだとしたら…

または、そのときのことを思い浮かべながら読んだとしたら…

 

振り返れば、春日神社があり、その向こうには三笠山があります。

しかも、その方面は南だから、お月さまもばっちり見られる…

 

どこの景色を思い浮かべて、詠んだ歌かは分かりませんが、福岡の可能性があるというだけで、ワクワクします…。

地元愛ですね…笑

 

 

 

 

 

 

 

夏らしい写真もいくつかとりましたので、雰囲気を味わってくださいね。

 

 

※竈門神社

 

 

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ちょうど、萱の輪をつくっているところでした。奥に、本殿が見えます。

 

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竈門神社本殿。

厳密にいえば、下宮。

前述のように上宮は宝満山の頂上にあります。

 

 

 

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あれれれれ?

狛犬さんのしっぽに帽子が!!

 

太宰府天満宮

 

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参道に風鈴の通路。

涼しげです。

そういえば、竈門神社にも風鈴がありましたよ。

 

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本殿。

さすがに人が多い。

私が大学受験のときは、縁起のいい1月1日の午前0時に、お参りができるように行きましたよ。

もう、何十年も前の話です。(笑)

 

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飛梅

菅原道真を慕って、京都から飛んできたという伝説があります。

 

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今どきのおみくじ。

しっかり、抗菌仕様です。

 

※天開稲荷神社

 

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結構、階段がおおくて、ばてました。

(そもそも、登る前から、ばてていた…笑)

だから、写真はこれだけ。

 

※おまけ。

 

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太宰府天満宮自動販売機。
外国人に分かりやすいように、金額を硬貨で表しています。

さすが、国際都市!

 

 

 

来年は、お正月に行きたいな。

 

後日、改めて、福岡の神社紹介という形でも記事にしますね。

 

 

 

 

今日も…日日是好日