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現代の就活事情 コロナ明けは、何もかもがとにかく早い!!


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5月上旬の両親の菩提寺のお庭です。

もっと前の時期には桜の花も咲き、とても綺麗で癒されます。

 

 

 

4年前、コロナの真っただ中で就職した長女の就活について記事にしましたが、この春次女も就活を終えましたので、久し振りに「現代の就活事情」のタイトルで、書いてみようと思います。

4年前と違うな、というところが結構ありましたので…。

 

この記事が、これからの就活生や、就活生を持たれる親御さんの参考になればと思います。

 

以前の話は…

 

gracedusoleil252525.hatenablog.com

 

gracedusoleil252525.hatenablog.com

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gracedusoleil252525.hatenablog.com

 

 

 

今回は、次女の就活についてのお話です。

 

 

次女の置かれた環境は、長女とは少し違います。

 

長女と違うところは、

 

  • 文系でなく理系であるということ。
  • 自宅生でなく、下宿生ということ。
  • コロナの真っただ中で就職した長女と違って、世の中では超売り手と言われる状況の中で就活したこと。

でしょうか。

 

そばで就職活動を観察しているわけでないので、今回は「ブログに書くから、教えて!」といって、聞きだした話を編集しています。

 

 

実際、自宅にはいないし、オンラインの面接が多かったからか、どこを受けたのか一部しか把握していません。

 

対面面接で地元に戻るときも、

「時間がなかったから、家には寄れなかった。」

とメールをくれるだけでした。(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

では、まずは企業の内定までの流れです。

 

① ES(エントリーシート)、適性検査

② 面接

 

がほとんどだと思います。

このプロセスは、長女のときと同じです。

 

 

ESは、履歴書とガクチカと呼ばれるもので、いわゆる学生時代に力を入れたことなどを書きます。

適性検査は、一般教養みたいな試験と性格判断。

 

 

ESについて、企業によっては大学名や、大学での専攻を書かせず、ただガクチカだけを書かせるところもあるそうで、びっくりしました。

 

 

適性検査も、今ではオンラインがほとんどらしい。

 

これは、家でテストを受けたり、テストセンターでうけたりするそうです。

 

また、娘はSPIという適性検査を複数の企業の指定で受けたそうですが、新しく受けなくても、一度受けていれば、以前受けた時の結果をそのまま送信していいところもあったとのことです。

(娘が受けた企業は、たまたまかもしれませんが、すべてSPIでした。)

 

因みにSPIの参考書や問題集は、本屋さんに行けば数多くあるそうです。

 

 

ES、適性検査に合格すると、次は1~3回の面接。

大学の推薦が得られれば、いきなり面接という企業もあるとのこと。

(推薦については、後半にもう少し詳しく書きますね。)

 

面接は、基本オンラインでの面接です。

4年前は、

「へぇ、オンラインでねぇ~。」

と、もの珍しかったのですが、今では、もうすっかり定着していますね。

 

最終面接はさすがにオンラインではなく、本社に呼ばれての面接もありました。

 

 

さて、娘がした対策は、想定される質問を考え、答えに詰まらないようにすること。

 

また、企業研究に時間をかけたとのことです。

徹底的に、受ける会社の理念や事業内容を頭に叩き込んでおく、ホームページやYouTubeなどで企業が発信しているものがあればそれも目に通し、新聞で最近の活動が分かれば、それを把握するようにしたそうです。

 

で、実際面接で何を聞かれたかというと、特にガクチカを深堀りされたり、理系だからか、研究内容の深堀りをされたりしたとのこと。

 

面接の雰囲気としては、フランクで雑談風だったり、厳しい雰囲気の面接だったり、色々あったそうな。

 

どうも、全国展開している企業は、フランクな雰囲気を出し、地元企業…特に男性が多い…は厳しい雰囲気が多かったみたいです。

 

地元企業ということは…

あ…福岡です…

うんうん…おそらく九州男児が面接しているんだろう…

融通のききそうもない頑固な面接官を、勝手に想像しました。(笑)

 

 

そうそう、夏休みや、冬休みのインターンシップ(企業での就職体験)を経験した学生さんは、少し有利になることもあるらしいですよ。

 

 

 

そして、今年の特徴といえば、世間でもよくニュースにもなっていますが、就活の時期に代表されるでしょうか。

 

 

娘の場合、大学の勉強が忙しくて、本腰を入れた就職活動は、3月半ばまですることができませんでした。

(とはいうものの、勉強の合間合間にできることは、していたらしい。)

 

 

なのに、もうすでに、3月1日には約3分の1の就活生が内定をもらったとの報道が!!

 

 

因みに、マイナビキャリアリサーチLabの調査によると、

 

3月1日に約3割。

3月末の時点では、約5割。

4月末には6割以上の人が内定をもらっていたとのこと。

特に理系は文系より内定率が高く、4月末の時点で7割以上の内定をもらっていたそうな。

 

更に6月1日から、暦上の面接解禁でしたが、その時点で、すでに8割の学生さんが内定をもらっていたと新聞にも報道されていました。

 

驚異的な数字です。

 

このような数字を見たら、面接解禁日って、何のことだろう?と、思ってしまいますね。

 

ところで、一般的に内定、内定といわれますが、この時期はまだ、労働契約が成立していないので、正式には内々定です。

 

ですから、以下は内々定と書きますね。

 

 

 

 

 

 

そのような、就活早期化の影響なのでしょう。

 

なかなか、本格的な就活ができない娘に私はやきもきし、夫も、

「この流れに乗り遅れたらいけない。」

と、はっぱをかけていました。

 

でも結果的には、娘は就活開始が遅かったためか、就活終了までの期間は短かかったです。

(終了は4月末、4年前の長女は8月~9月くらいでした。)

 

ESや、適性検査を受けて合格すると、翌週には面接。

不合格にしても通知が早い。

 

一次面接のあとは、企業のよっては次の日にはもう結果が告げられ、翌週に最終面接というすごく早い流れでした。

 

もっとも、一番時間がかかったところでは、一次面接の結果が判明するのが2週間弱かったそうな。

 

そして、最終面接が終わると、早い所では終わってすぐ(1時間後くらい)、遅い所では3週間後くらいに結果発表の電話があったとのことです。

 

 

 

さて、内々定の通知をもらうと、内々定承諾書を書かなくてはいけない企業があります。

承諾書の期限は、内々定通知があって1~2週間くらいの猶予があります。

 

 

我が家の場合は…

 

娘には最終的に就職することになった会社…仮にA社としますね…と同じくらい気になる企業がもう1社ありました。

B社としますね。

 

 

内々定の合否発表は、A社より1か月遅れてB社の発表があるという。

A社の内々定承諾書の期限は1週間。

B社の発表は、承諾書の締め切りには間に合いません。

 

娘は冒険はせず、B社の通知を待つことなく、A社に就職を決めました。

 

 

ところで、話は変わりますが、不思議に思うことがあるんですよ。

 

早期選考についてですが…。

 

企業によっては早期選考と言って、時期の早いうち(2月とか)に就職試験を受けたり、落ちたらもう一度普通の募集の時に再チャレンジすることが出来るようになっています。

 

もし、早期選考で内々定がでたら、皆さん就活はもうやめるのでしょうか?

だって、企業によっては内々定承諾書を書かなくてはいけませんものね。

承諾書期限の延長をを依頼するにしても、日数に限度があるでしょうし…。

 

また、公務員試験を受ける人はどのような就活をするんだろう?

発表は8月くらいですものね…。

 

ただ、内々定承諾書は、口約束みたいなもので、法的拘束力はないそうです。

 

 

とは、いっても、学生さんにとっては、この後就活を続けていくにしても、内々定通知の日時がかけはなれていれば、精神的にプレッシャーになると思うのですが…。

 

 

 

それでは、先ほどちょっと触れました推薦について、もう少し詳しくお話しますね。

 

まず、先ほども書いたように、大学の推薦を受けると、いきなり面接まで進めたりします。

 

その代わり、娘の大学では、大学の推薦を貰ってから受けた企業で、内々定をもらったら辞退できないそうです。

(だからといって、推薦をもらっても必ず合格という訳ではなく、落ちるときもあるんですけどね。)

 

もう一つ、この推薦についてお話ししますと、大学のある都道府県の企業への推薦が、とても多いとのことです。

 

地元の大学に行って、地元の企業を志望している学生さんにとっては、どこから推薦依頼がきているか、早めにチェックするといいかもしれません。

人数の枠もありますから…。

 

 

 

 

それにつけても、就活とはやはり厳しいもの。

超売り手市場と言われるけど、娘が全勝(全部の会社に内々定をもらう)なんてことはあり得ませんでした。

 

 

娘の場合、不合格の時は、全て面接まで行きつきませんでした。

でも、やっと面接までたどり着いたら、その後はとんとん進むという感じ。

 

と、いうことは…

 

ES、適性検査で人数をかなり絞った後、面接に進ませているのかも。

(文系、理系の違い?最近の傾向?私には、よく分かりません。)

 

 

以上のことから、現代の、いや現在の就活事情のまとめると、

 

 

  • 就活を始めるのは、やはり早ければ早いほど、合格の可能性が高くなる。
  • 早期専攻があれば、何度でも同じ企業にチャレンジできる。
  • 推薦を受けるときは、申し込みが早いほど、他の学生さんに先んじて、推薦の枠に入れる。
  • ES、適性検査は面接と同じくらい大切。(そもそも、これに通らなければ、面接まで行き着かない)

 

 

 

 

 

現代の就活事情の話、参考になりましたでしょうか。

 

 

 

 

おまけの話です。

 

面接で、

「あんた、これありえんやろ。」

と、姉(長女)に言わしめたエピソードを紹介しますね。

すべてが終わった今では、笑い話です。

 

 

A社での最終面接での面接官と娘の会話。

最後の面接なので、ありのままの自分を見ていただければと思った、とのことです。

 

「うちが第一志望でしょうか。」

「(即答できず、ちょっと沈黙)、B社の最終面接を控えていますので、結果を見て決めようと思います。」

(他社と言わず、B社と名前を出した娘。ストレートすぎる答え?!)

「もし、どちらも内定がでたら、何を決め手としますか?」

「就職はご縁と思っていますので、早く内々定をくださった方のご縁をいただきたいと思います。」

(つまり、ご縁は内々定通知の早さってことね…。しかし、逆脅迫の様にもとれるこの正直さは、不適切にもほどがある?!)

 

 

 

 

A社の面接官の懐が深いのか、人材不足なのか、はたまた娘のすなおさ??をプラスとして受けとってくださったのか。

ただただ感謝です。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ともあれ、無事に終わった就職活動。

(娘が下宿しているためか、あまり進捗情報が入ってこなくて、長女と比べてハラハラドキドキ感が少なかった。)

学生時代最後の山場を越えたことで、ほっとしています。

 

 

だけど…

 

娘が学生時代は、就職したらまた実家に戻ってくるかもしれない、と思っていました。

だけど、A社は、地元に配属になっても、自宅から通える距離にはありません。

 

 

おめでたいけど、ちょっと寂しい!

いや、結構寂しい!!

 

わたしの子育ても、いよいよ終わりに近づいたということでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

娘よ、お疲れさまでした。

 

残り少ない学生生活を、実りあるものとしてください!!

 

 

 

今日も…日日是好日