泣いても笑っても日日是好日

人生は一期一会の連続。平凡な毎日でも、泣いても笑っても…

劇団四季『ロボットイン・ザ・ガーデン』を観てきました!! さらに映画化も決定!!

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今回は、ミュージカルが始まるまで、舞台の撮影が許されました。

 

今日は、5月に見てきた、劇団四季のミュージカル『ロボットイン・ザ・ガーデン』についてのお話をしようと思います。

 

『ロボットイン・ザ・ガーデン』は、キャッツとか、ノートルダムの鐘とかとは違い、劇団四季オリジナルの作品です。

劇団四季が、一般向けのオリジナルミュージカルを製作するのは2004年以来、16年ぶりのことだそうです。

(一般向けミュージカルは3歳未満の子どもは観劇できません。)

 扱っている時代も、未来で、話の中には東京とか、日本人が登場します。

 

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原作はデボラ・インストールの小説『ロボットイン・ザ・ガーデン』。

 

おおざっぱなあらすじを紹介しますね。

(細かい所や、クライマックスのあらすじは省いていますが、ネタバレと言えば、やっぱりネタバレになります。)

 

世の中は、ロボットが、家事や仕事を行う近未来。

主人公は、イギリスの田舎に住むベン。

ベンは、獣医師を目指していますが、両親が事故で亡くなってから、何事もやる気が起きません。

弁護士の妻エイミーとも、うまくいかないようになります。

そんなある日、ベンは庭で壊れかけのロボットタングを見つけます。

タングのことが気になり、あれこれと世話を焼くのですが、エイミーはそんなベンに愛想を尽かせて家を出ていきます。

 

ベンは、タングを連れて、タングを修理してくれる人を探して、アメリカへ渡り、東京へ行き、最後はパラオまで行きます。

パラオで、タングを作った科学者に会うことが出来るのですが…

タングには恐ろしい計画のもとに作られたロボットだった…。

 

命からがら逃げ出して、元のイギリスの家に戻ってくると、妻エイミーが戻ってきている。

ベンは獣医師として再び頑張る決意をして、さらにタングも一緒に住むことになりました。

さらに、新しい家族はタングだけでなく…。

 

という、ハッピーエンドでおわります。

 

 

原作は読んだことがないのですが、ミュージカルでは、東京とか日本人が出てきたりして、嬉しかったです。(笑)

 

このお芝居のテーマは真心でしょうか。 

ベンが訪れる旅の先々で、出会う人々との温かなふれあい。

タングも旅をするうちにだんだん賢くなって、このような人の心の温かさを理解していきます。

ロボットが色々なことをしてくれ、さほど人と人のコミュニケーションを必要としなくても生きていけそうな世界でも、優しい心、気遣いの心を失ってはいけない…そんなことをこのお芝居では言いたかったのではないでしょうか。

 

ロボットでなくても、私達はともすれば、隣に住んでいる人が誰かも分からないことがあるような社会に生きています。

私の住んでいる所では、町内会の加入者も年々減っているとのこと。

人と人との接触が減っている今、空想のお話の世界とは思えません。

 

次に、感想です。

 

主役の俳優さんの歌がとてもよく響いて素晴らしかったです。

そして、子どものようなタングの声(この時は女性がタングの声を担当)やセリフが、とてもかわいかったです。

タングは背の高さも子どものサイズのロボットだったので、タングを支えていた2人の俳優さんは常に中腰。

あれは腰が痛くなるだろうなぁ、と思いながら見ていました。

 

ハッピーエンドでめでたしめでたしは良かったのですが、ちょっとだけ不満を言えば、

ラストで、エイミーがグッドタイミングで戻ってくる。

エイミーは、激怒して家を出て行ったのに、家に戻ってきたらベンに対してだけでなく、タングにもものすごく優しくなっており、さらにお腹の中に新しい命が芽生えていた…

 

最後は、あまりにも事がうまく運びすぎのような気がしました。

もうちょっと、このような結末になるまで、エイミーの方でも葛藤と言うか、一ひねりしたストーリーと言うか…そのような丁寧な描かれ方があればよかったな。

 

そこがちょっと残念でした。

 

 

因みに、今回は一番後ろの席でした。

キャナルシティ劇場は、こじんまりとした劇場で一番後ろの席でも十分楽しめる劇場です。

 

娘「ねぇ、お母さん。一番後ろの席の良さって、なんだか知っている?」

私「分からない。何?」

娘「あのね、乗り出してみても、後ろの人に迷惑が掛からない。」

私「なるほど。」

娘「まだあるんだよ。スタンディングオベーションで、真っ先に立っても、やっぱ、迷惑が掛からない。」

私「確かに。」

 

そういえば、娘はカーテンコールの時、真っ先に立って拍手をしていました。

この時は、両隣にも人はいなかった…。

最後方ならではの役得ですね。(笑)

 

 最後に、『ロボットイン・ザ・ガーデン』のプロモ―ションビデオを載せますね。

ちょっとだけでも、雰囲気を味わっていただければ嬉しいです。


www.youtube.com

 

 

ところで、奇しくもこの記事を書いているときに、この『ロボットイン・ザ・ガーデン』が、映画化されるという記事を読みました。

主演は、嵐の二宮和也さん。

ベンが、日本人の名前になって、舞台もイギリスでなく、日本になっています。

ご興味がありましたら、リンクを貼りますので、参考になさってくださいね。

 

【ワーナー公式】ニュース|二宮和也、今度の共演は...不良品ロボット!?映画『TANG タング』2022年公開決定!

 

 

 

さてさて、わたしも、お芝居についての自分の過去記事を載せますので、よろしければ、お読みくださいませ。

gracedusoleil252525.hatenablog.com

 

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今日も…日日是好日