泣いても笑っても日日是好日

人生は一期一会の連続。平凡な毎日でも、泣いても笑っても…

やはり『キャッツ』は、劇団四季の代表作…3度目の?いやいや2度目の正直。

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12月下旬に書いて、1月にはいってすぐ投稿するつもりだった記事です。

いつの間にか、千秋楽まであと少しとなりました。

 

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今日は、キャッツのCDを聴きながら書いています。

 

12月下旬に、劇団四季の『キャッツ』を観てきました!!

福岡のキャナルシティ劇場での劇団四季の最後の公演。

とても名残惜しいです。


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『キャッツ』と言えば、1990年。

福岡のよかトピアアジア太平洋博覧会)の跡地で、サーカス小屋みたいな仮設劇場で公演していたのを思い出します。

 

就職したばかりの時で上司から、

「とにかく楽しいから、行ってみろ!!」

(職場から歩いて2分くらいのところに劇場がありました。)

と言われたのですが、就職したばかりの身には観劇料は高いし、猫のお芝居ねぇ~。

とさほど関心も湧かず、結局見に行かずじまいでした。

 

次の『キャッツ』との出会いは広島旅行でした。

今から10年位前でしょうか。

 

夫がより思い出深い旅行にしようという事で、夜『キャッツ』の劇を観ることにしたのです。

私としては、『キャッツ』が福岡に来た時のことを思い出して、あまり乗り気でなかったのですが、娘たちは大喜びです。

 

ところが…

 

その日は、昼、宮島を観光した後の観劇。

宮島はかの有名な厳島神社のあるところです。

しかも、その時、宮島の弥山にも登ったのです。

 

で、どうなったかと言うと…

 

推して知るべし。(笑)

 

みんな、疲れ果てて、不覚にも劇の途中で寝てしまいました。

予約した夫でさえ…。

いや、厳密に言えば長女以外は…。

 

ふと横を見ると、長女は目を見開いて熱心にお芝居を見ていました。

 

長女は今、お芝居大好き人間ですが、全てはこの時から始まったと言っております。

 

が…

当然、面白かったという感想の言葉は、長女以外からはでませんでした。

 

そして、今年『キャッツ』が福岡にやってきました。

そしてお芝居大好きお嬢さんの長女は、今や『キャッツ』マニア。

今回『キャッツ』が福岡に来てから、何回観に行ったのだろう?

 

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長女のキャッツグッズの数々。

まだまだあるのですよ。

あなたも、好きねぇ~。(笑)

 

長女に、

「一緒に見に行かない?」

誘われたけど、家族はみな浮かぬ反応。

 

前回寝てしまったことの他に、話の筋がよく分からなかったという理由があったからです。

 

それで、今度は娘に楽しく観劇する方法を教えてもらい、予習して臨みました。

 

その方法は…

 

まず、原作を読むこと。


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原作はT・S・エリオットの詩集『キャッツーポッサムおじさんの猫とつき合う法』。

一匹一匹の猫についての年代記…そのような詩です。

 

雰囲気はマザーグースみたいだけど1939年に発表されたのですね。

よく見たら、どちらもイギリス文学。

 

なるほどね…。

 

原作を読んで、『キャッツ』が面白くなかった理由が分かりました。

 

『キャッツ』は、全体に流れるようなストーリーがある話ではなく、それぞれの猫の人生(猫だけど人生と書かせていただきますね。)を表現したお芝居だったからです。

 

 

この前提を理解して、お芝居に臨めばよかったのですが、どのように繋がるのかばかりを重視していたから、面白さ半分だったのです。

 

原作を読んで改めて臨んだ観劇。

とても面白かっただけでなく、また見たい…心からそう思いました。

 

 

広島の時はオープニングに、スポットで猫の目を左右に移動させて、その後猫が客席から降りてきましたが、今回はコロナのため、このパフォーマンスがなくて残念でした。


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では、簡単なあらすじを。

 

 

 

皆さんは…

 

 

 

ジェリクルキャッツを知っているか?

 

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ジェリクルキャッツとは、野良猫でいることを選び、逞しい人生を生き抜く個性、行動力にあふれた猫です。

 

 

その日は、年に一度の満月の夜。

都会のごみ捨て場に、多くの個性あふれたジェリクルキャッツが集まってきます。

 

その猫たちは、自分の人生を歌って、踊ってアピールします。

そして、最後に再生を許され新しいジェリクルの命を得る猫を、長老猫が1匹選ぶのです。

 

天上の世界で猫は、そこで新しい人生を送ります。

 

一見動くのが大儀そうな猫だけど、実は夜ネズミやゴキブリを華麗なタップダンスで教育するおばさん猫…。

昔は名の知れた娼婦だったけれど今は落ちぶれている猫…。

今は年老いたけれど昔2枚目俳優だった猫、手品とダンスがとても上手な猫、鉄道が大好きな猫…。

などなど。

それぞれの猫が自分の人生を表現します。

 

さて、最後に天上で生きることを許された猫は…。

 

 

 

どの猫のパフォーマンスも素晴らしかったけど…。

 

このお芝居の中で、一番引き付けられたのは、昔娼婦だった猫のグリザベラの歌。

まず前半の最後に、メモリーを独唱してくれました。

前半は独唱だったけど、後半は赤ちゃん猫のシラバブと2匹で歌います。

 

この動画は、グリザベラが最高の猫に選ばれるシーンで、後半に歌われたメモリーです。

(と言っても、画面はないのですが…)

 


www.youtube.com

 

 

モリーをアルトのグリザベラのと、きれいなソプラノのシラバブの2匹で歌っています。

 

広島の公演で、唯一覚えていた歌だったけど、改めて聞いて全身が震えました。

そして、なぜだか涙が滲んでくるのです。

グリザベラの歌は魂の声のように聞こえました。

 

耳を澄ますと、そこここから、すすり泣きのような声が聞こえてきました。

みなさん、感動しているのですね。

 

カーテンコールも盛り上がりましたよ。

 

 

 

感動の劇というより、楽しい劇と言った方がいいのでしょうが、年老いた猫たちが若かりし昔を懐かしむシーンも多いので、結果的にジーンとくるお芝居でした。

本当にすごく良かった。

 

広島の時、寝たりして惜しいことをしました!!

 

やはり『キャッツ』は、劇団四季の代表作…

3度目の?いやいや2度目の正直の観劇でしたよ!!

そして、感激した!!

(あ~、面白くない…苦笑)

 

 

猫好きの皆さん、野良猫の人生を見て知りたくありませんか?

 

我が家には、猫は残念ながら…

 

あらっ、いたわっ‼️

ほらっ。(笑)



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最後に、宣伝のCMです。

 


www.youtube.com

 

 

 

 

お芝居大好き!!

また、色々なお芝居のレポートがかけたらいいなぁ。

そして、皆さんにその魅力を知っていただきたい‼️

 

ところで、キャナルシティ劇場での劇団四季の公演は、この『キャッツ』が最後となります。

悲しすぎます‼️

ぜひ、新しい劇場を福岡に作ってほしいです。

 

劇団四季のお芝居のレポートをまた書くことが出来ますように。

 

 

今日も…日日是好日

 

 

P.S.1

 

キャッツが終わってから、この日も(博多座で宝塚の公演を見たときと同じく)、中洲を見ながら帰りました。

今度はクリスマスの飾りつけをして、いつもよりなおキラキラしていましたよ。


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ついでに、福岡市役所のクリスマスマーケットものぞいてきました。

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賑やかなのって、いいなぁ。

 

p.s.2

けっぴーさんの記事です。

キャッツの音楽を聞きながらお読みしたら、臨場感たっぷりです。↓

けっぴーさん、ありがとうございます。

 

memoriesbox.hatenablog.com

 

 

 

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今回は、2つご紹介します。

『キャッツ』の原作です。

劇団四季ミュージカル『キャッツ』の曲が、全曲はいっています。