1・はじめに
先日、20歳になったばかりの娘に早速、国民年金の申込書が送られてきました。
私達の若かりし頃と違って、今は学生時代から、年金保険料を払うようになっています。
もっとも、払えない場合は、届け出ると納付の猶予期間を設けてくれます。
娘の誕生日が過ぎて、ほどなく送ってきたのがこれ ↓
3月分の納付書(誕生日が3月)と、4月からどのように納めるかを申請する紙が入っていました。
直接払うのもよし。
口座引き落としもよし。
そして、最近はクレジットカードで払うこともできるのですね。
そして、毎月払うか、6か月ごと、1年ごと、2年ごとにまとめて払うのか選ぶようになっていました。
2.銀行での手続きと、ちょっとした行き違い
そもそも、学生は学校の授業に出て、人によっては下宿もして、時々アルバイトもしています。
それなのに、授業料も、下宿代も、生活費も自分で賄える人がいると、お役所は思っているのでしょうか…。
結局は、年金保険料の納付なんて親が立て替えなければいけないじゃないの…。
ぶつぶつ思いながらも、銀行に、3月分の納付書と、これからの支払い方法の申請書を持っていって、手続きをしました。
我が家は、出世払いという事で、年金保険料は親が立て替えて払っております。(苦笑)
ところが…
銀行で手続きをして1週間もしないうちに、今度はこのような封筒が送られてきました。 ↓
(開け方が雑なのは、ちょっとだけ目をつぶってくださいね。)
中は、3月からはじまり、さらに、この4月以降の各月ごとの納付書が。
ええっ~~~~~。
どうなっているの~~~。
払い込んだばかりなのに~~~。
よく分からないから、電話をすることにしました。
ええと…電話番号は…
日本年金機構は…
0570-………………
これって、ナビダイヤルだよね。
電話をかけた人が、お金を払うんだよね。
しかも、待たされたら結構な金額だよね。
固定電話は、ないのかしら。
他に電話番号がないので、ホームページを見る事にしました。
しかし、
ご質問はチャットでどうぞ…。
と、書いているにもかかわらず、質問をしたら、
文章を変えて、もう一度質問して下さい…。
と出てきます。
30分の格闘の末、疲れ果て、意を決して、やはり電話をかけることにしました。(苦笑)
案の定、
電話が大変込み合っているので、時間をおいてかけ直してください…
との音声案内が。
あ~あ、どうしよう…
と悩んでいるうちに、運よく繋がりました。
2枚目の封筒は、行き違いで送ったものだから、気にしなくていい。
さらに、3月分の納付は確認したが、納付方法の申請書については、まだ確認できていない、と言われました。
「申請書を受け取ってもらえたか、いつ確認できるのですか~?」
「分かりません。」
「1か月後?」
「分かりません。」
「2か月後?」
「分かりません。」
「だって、申請書を受け取ってもらえたか、心配なのですよ。
じゃあ、1年後に問い合わせれば、いいのですか、それとも2年後?」
「いやいや、2か月たって何の連絡もなかったら、もう一度問い合わせてください。」
最初に2か月後?
って、訊いたじゃない…。
プンプン!!
今後の納付の仕方を確認してもらった時点で、本当の意味での申請は終わりですね。
簡単そうで、尾をひきます。
3.前払いだと、国民年金保険料の納付額の割引がある
では、お得な納付の仕方はないのでしょうか?
前置きが長かったのですが、これから本題に入ります。
先ほど書きました前払いが、お得につきます。
毎月納付より6か月まとめて、6か月まとめてより1年まとめて、1年まとめてより2年まとめての前払いが、お得です。
どれだけ得になるかと言いますと、令和3(2021)年度は、
口座振替による保険料と割引額
( )内が毎月納付と比較した割引額
現金及びクレジットカードによる保険料と割引額
( )内が毎月納付と比較した割引額
引用:日本年金機構ホームページより
まとめて払えば払うだけ得になる、ということですね。
4.親が国民年金保険料を立て替えると、親の所得控除対象となる
更に、お得な払い方は、まだあります。
国民年金保険料の納付は、所得控除の対象となっています。
という事は、親の扶養範囲内の子どもについて、親が代わりに子どもの国民年金保険料の納付をすると、それは、親の所得控除の対象となります。
ですから、国民年金保険料の納付を猶予してもらわなくて済むのなら、親が代わりに支払うことをお勧めします。
もちろん、所得によって戻ってくる金額は違います。
が…
とにかく、節税できます。
そして、これも、
半年より1年、1年より2年をまとめて前払いした方が、節税効果が高くなります。
5.結びにかえて
いかがですか。
できる事なら、お得に国民年金保険料を納付したいものです。
我が家の場合、還付分を差し引いた金額を前述のように、子ども達に出世払い、という事で納得してもらっています。(笑)
いつまでも あると思うな 親のすね
今日も…日日是好日。