「ちびまる子ちゃん展」で買った絵葉書
先日、福岡市アジア美術館で開催されている「ちびまる子ちゃん展」を見に行ってきました。
ちびまる子ちゃんのアニメ化30周年記念企画だそうです。
ちびまる子ちゃんとは、作者のさくらももこさんの体験をもとに作られたアニメです。
主人公のまる子ちゃんは小学3年生で、まる子ちゃんの家族や友達との交流を中心に、その日常生活が描れています。
まるちゃんは私よりは上の世代なのですが、私の小さい頃の記憶に重なるものもあり、懐かしい気持ちにさせてくれるお話です。
そもそも、漫画雑誌「りぼん」に連載されていたのですね。
で、1990年にアニメ放送がはじまったそうです。
テレビで見ていた時は、後に始まる家族のあり方が理想な「サザエさん」と違って、人の持つ感情の嫌な一面も描かれていてギャップが感じられたのですが、自分の本当の気持ちとあまり乖離していなくて…
頷くことも多いお話が多かったように思います。
また、子どもが主役なのにアイロニーも程よく効いていました。
と思えば、時には哀愁も漂い…
色々な意味で、面白く見ていました。
私が一番記憶にに残っているお話は、大みそかのお話。
(うろ覚えで、細かいところは違っているかもしれません)
大みそかに、家族で紅白歌合戦を聴くのですが、最後の方は演歌ばかりで、まるちゃんが飽きてしまって、テレビを見ながらこたつで寝てしまうシーンです。
その後、年越しそばを食べる時に起こしてもらって、めでたく新しい年を迎えます。
私も、全く同じような過ごし方をしていましたよ。
前置きが長くなりました。
さてさて、本題の展覧会についてお話しますね。
アニメの展覧会は、初めて見ましたね。
これも見聞を広めるためと思い、娘に誘われるまま行ってまいりました。
この展覧会は予約制で、コロナのためふらっと思い立っていくことはできません。
しかし、普通なら人気があると押すな押すなで見なければならないような感じですが、これはこれで、ゆっくりと時間をかけてみることができ快適でした。
「ちびまる子ちゃん展」ではセル画、スケッチ画、絵コンテ、映像の他、直筆脚本、手紙なども展示されており、作者の思いがよく伝わる展覧会でした。
展示されていた原画の一つ一つは、とても丁寧に描かれていました。
動きを出すために、人物の輪郭をぎざぎざで書いてみたり、森の中だったら木を書くだけでなく、背景を暗くしてみたり。
色指定も、こと細かにするんですね。
デッサンも細かい…
例えば、かけっこしているところは結局スカートを描くと隠れてしまう足の部分も、デッサンではしっかり描いています。
とにもかくにも、ちびまる子ちゃんは、とても精密に作られていました。
尤も、他のアニメもそうなのでしょうね。
私は絵を描きませんから、感心する事ばかりです(笑)。
難しい技法なんかも使われていたみたいですよ。
アニメの世界は想像以上に奥が深い、と思いました。
また、アニメ化25周年の記念スペシャルの放映について作者が、スタッフに書いた手紙が展示されており、
「笑いあり涙あり…の内容で、…心を込めて書きました。」
の、心に…のフレーズがとても心に残りました。
改めて、さくらももこさんの誠実なお人柄が伝わります。
見に行って、本当に良かった…。
お勧めです。
で、皆さんの参考のために、
「ちびまる子ちゃん展」は、次はどこで開催されるのかしら。
と…調べてみたけど、分かりませんでした。
すみません。
最後に、主題歌となっているおどるポンポコリンをアップしますね。
ももいろクローバーZバージョンです。
【Momoclo MV】『おどるポンポコリン / Odoru Pompokolin』ANIMATION MUSIC VIDEO / ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER Z)
引用:YouTubeより
今日も、日日是好日。