泣いても笑っても日日是好日

人生は一期一会の連続。平凡な毎日でも、泣いても笑っても…

頭の中は絶賛混乱中 !! これって、最近流行りの表現らしい…知らんけど。

f:id:gracedusoleil2525:20210712150841p:plain

ひまわりの季節がやってきましたね。 同じひまわりの花でも、日車(ひぐるま)、迎陽花、日輪草(にちりんそう)、日向葵(ひゅうがあおい)などの別名があります 。

気分によって、使い分けていきたい素敵な呼び名の数々です。

 

 

 

 

今日は、久しぶりに、毎日の会話の中でふと疑問に思ったり、気になったりする言葉の使い方について書いてみたいと思います。

 

まず、一つ目は、「知る・知らない」という言葉について、その言葉について考えてみたいと思います。

この「知る・知らない」という言葉によく似た言葉に、「分かる・分からない」という言葉があります。

知る」という意味はおおざっぱには心でとらえるという意味。

分かる」とは物事の道筋や相手の状況がはっきりするという意味。

 

という事は、転じて「知らない」とは、心にない、考えたこともない、スルーしたともとれるかと。

分からない」とは、物事や、相手のことははっきりしないけど、少しは分かる、心に気にかけている。

と、捉えることが出来ないでしょうか。

 

以前、2、3人の友達に

「○○について、どう思う?」

と聞いたときの「分からない」「知らない」との返事について、

「知らないって即答されたら頭にくるよねぇ。」

という話が出ました。(笑)

 

要は、「知らない」と言われた時に、考えてもくれないのね、とニュアンスで、カチンとくるのだと思います。

 

もっとも知らない事は、考えるまでもなく知らないんだから、当たり前の反応ではあるのですが。

 

TPOにもよりますが、できれば相手に何か尋ねられた時に、即答で「知らない」と言うのでなくて、ちょっと考えて「分からない」と答えるようにしたいですね。

自分の会話について、しっかり聞いてくれている…そんな気になりますものね。

 

ところで最近、何か言った後に「知らんけど。」と、付け加える言い方がありますね。

 

f:id:gracedusoleil2525:20210712151117p:plain

引用:ラインスタンプより

 

 

念のために、「知らんけど。」をオンラインで調べましたら、次のように書かれておりました。

 

「関西弁」あるいは特に大阪弁の中で、「自分の見解に責任は持てない」旨を言い添える意味合いで用いられる言い回し。

 もともとは関西地方の方言なのですね。

 

更に別のサイトを見て見ました。

①確定的でない時に使う。
②伝聞情報であるときに使う。
③コミュニケーションを楽しむために使う。(突っ込みを期待する。)

 

まぁ、⓵②については、言うまでもないのですが、➂については、関西の方ならではのユニークな使い方と思いました。

例文では「なんや、知らんのかいな。」と言うような突っ込みが紹介されていましたね。

 

さてさて、今は多くの人が「知らんけど」って言っています。

皆さん、関西の人ならではのあうんの呼吸と言うか、本来的なニュアンスを理解して、使っているのかしら。

 

知らんけど。(笑) 

 

 

では、次の気になる言葉について、考えてみましょう。

それは、「絶賛○○中

この言葉も結構流行っていますよねぇ。

実は先日、あるミニコミ誌の文章で、奥さんが入院中で、幼稚園と2歳の男の子を旦那さんが一人で世話をしているが、2歳の男の子が「絶賛イヤイヤ期」で、大変苦労をしている…という文章がありました。

 

絶賛とは、大いに褒めることです。

 

イヤイヤ期とは、子どもの成長過程で、子どもがなんでもイヤイヤいう時期のことを指します。

イヤイヤ期そのものは、子どもの健やかな成長の一過程でありますが、上記の文章からは、親の苦労の原因として挙げられており、決して大いに褒めるというニュアンスで使われているわけではありません。

 

そうですねぇ。

絶賛真っ最中といいかえたら、スムーズに意味の通じる文章になりますね。

 

 

まだまだ、ありますよ。

例えば、

何かをしていて、手が離せなくて絶賛作業中。

何をやってもうまくいかない絶賛不調中。

中学生のイヤイヤ期である(?)絶賛反抗期(中)。

 

f:id:gracedusoleil2525:20210712151143p:plain

 引用:ラインスタンプより

 

例を挙げればきりがありませんが、やはり使い方としては真っ最中というニュアンスです。

 

絶賛真っ最中…あえて共通項を探せば、それは物事のピークということでしょうか。

誉める状態の一番上の状態。

ある行為の一番上 …激しい状態。

 

 

とにもかくにも絶賛の使い方としては、誉めると言う意味をもたせないかぎり、正しくはありませんね。

 

では、先ほどの例から、絶賛を使わない表現の仕方を考えてみました。

 

 

イヤイヤ期の真っただなか

鋭意作業中

不調の極み

反抗期の真っ最中。

 

など、いかがでしょう?

絶賛だけで済ますことが出来ないので、面倒に思われるかもしれません。

でも、ちょっとくらい面倒でも、正しく使うことにこそ、意義があると思うんですけどねぇ。

 

願わくば、昔から受け継がれてきた私たちの宝物である日本語の数々…

使いこなせる語彙も増やしたいと思いません?

 

(フィーリングで分かるでしょ、と言わずにね。)

 

 

 

長くなりましたので、今回はここまでにしますね。

 

 

 

気になる言葉が、ありすぎて…

 

 

ただいま絶賛 こ・ん・ら・ん  中。

 

 

 

 

いやいや、混乱の極みです。(笑)

 

 

今日も…日日是好日