皆さんは、テレビでは何を見ていらっしゃいますか。
私は、ラジオ人間なので、あまりテレビは見ません。
その私が、久しぶりにテレビドラマにはまりました。
それが、韓流ドラマ。
最初、たまたまついていたテレビでボケ~っと見ていたら、ストーリー展開がはやくて面白い。
なる程、韓流ドラマが日本でヒットする訳だと思いました。
それからは次も見たくなり、ビデオに録ることに。
毎回、楽しみに見ていました。
で、私がはまったという韓流ドラマは「帝王の娘スベクヒャン」というドラマ。
すでに前半は終わっていたので、後半のストーリーしか分からないのですが、百済の王様の娘であることを隠しているヒロインと百済の世継ぎ(字幕では太子)の恋を描く物語で、最後はハッピーエンドになります。
途中から見ても、充分楽しめました。
どこが、面白いかって?
まず、第1に話の進み方がはやいので、飽きがこない。
次はどうなるんだろう、とワクワクしますね。
第2に女優さんが綺麗です。
衣装も美しいです。
さすが、コスメ、ファッションの国のドラマです。
第3に、よくない見方になるのかもしれないけど、突っ込みどころが多い。
ええっ、こんなうそやトリックにひっかるの?
とか、
梅を愛でるシーンがあったけど、どう見たって明らかに梅とは違うでしょ…とか。
でも、女優さんが綺麗だから、まっ、いいかぁと、思います。
(綺麗な人を見るだけで幸せです…笑)
次は、最初から見てみたいですね。
ところで…
時代背景について考えると…
これについては…
ちょっと気になるところもありました。
というのは…
(ちょっとだけ、日本史のお勉強を…)
そして、このドラマに出てくる百済の王様は、日本の唐津で生まれたという伝説のある武寧王(462~523)で、太子は日本に仏教を伝えたといわれる聖王(?~554)(『日本書紀』では聖明王もしくは明王)です。
この武寧王の時代に、日本は朝鮮半島の任那を百済に割譲した、と『日本書紀』にあります。
が、このドラマではそのようなお話は全くありませんでした。
しかし、伽耶諸国の一つキムンの王様が、自分の国が疲弊しているので、百済に国を献上した、というお話がありました。
ふ~ん。
伽耶ねぇ。
気になる…。
ちょっとウイキペディアを…。
ふむふむふむ…。
キムンって、推測するに日本が百済に譲渡したという、任那の己汶のことではないかしら?
己はキと読むし、汶もムンと読むそうですから。
伽耶や任那の定義は色々学説があり、決着がついていないそうです。
いずれが正しいのか分かりませんが、これからの更なる研究が待たれます。
まぁ、あまりいらないことを考えずに純粋に楽しむのがいいんですよね。
ドラマだから…。
さて、このドラマの時代の設定は今から約1500年前ですよ。
大昔です。
この時代の日本は継体天皇(450?~531?)の時代。
N協会の大河ドラマじゃ、取り上げたことがない時代ですよね。
大河ドラマでは、文献資料が乏しいこんな昔の時代のドラマは、作らないような気がします。
邪馬台国の女王卑弥呼(?~242? 248?)を主役に、「親魏倭王―卑弥呼の愛と夢―」な~んて大河ドラマ、想像できますか?
韓流ドラマ…面白かったけど、色々なことを考えてしまったドラマでした。
今日も…日日是好日。